自宅で遺品整理

以前、依頼を受けた自宅で遺品整理をしている時の事ですが、亡くなられた方は人望が厚い人で、遺品整理の作業をしている日でも多くの方が集まって故人との別れを惜しんでいました。

そんな最中、遺品整理をしている私に対して故人の息子の奥さんが声をかけてくれて、亡くなった義理の父はとても面倒見が良い人で、私にも実の娘みたいに可愛がってくれたのだと話してくれて、確かにその雰囲気は伝わってきました。

最近の遺品整理は、遺族の立ち会いが無いままに私たちだけで作業する場合が多く、どこか寂しさを感じており、こうして家族や近隣の人などの愛や友情に満たされた暖かい雰囲気を感じながら作業をしていることも珍しく、やり甲斐も感じます。

1年前に亡くなって心残りもあり放置しておいたのですが、思い切って遺品整理の業者に依頼しないと出来なかったことでもあるので、これからも頑張って欲しいと応援の言葉をもらい、困っている人は多くいると思いますのでとエールを頂きました。

遺品の搬出も終えた頃に、先程の女性が子供を連れて缶コーヒーを持ってきてくれて、少し休憩でもしてくださいと行ってもらい、従業員を集めてお礼を言って、少し休憩をとることにしたのですが、先程の男の子どもが何をしているのか珍しそうな顔で私を見るので、おじいちゃんの荷物を片付けているのだよと伝えると、理解した理解してないかは分かりませんが、頷いて隣の部屋に行ってしまいました。

もっと良い表現方法はなかったものかと後々考えていると、私の頭をある言葉が通り過ぎました。

それは、おじいちゃんは天国に行ったので、荷物を整理しているのだという言葉です。
つまりは、天国にお引越しするということ。

それを子供に言ってあげることで、もっと理解しやすく受け入れやすかったのではないかと思います。

故人が残された遺品は、その人の人生を生きてきた証そのものなのです。
人は必ずこの世から去る日が訪れ、この死という事から逃れることは誰ひとりとして出来ませんし、あの人が死んで行ったように、いつの日か自分も死ぬのです。

そのことを受け入れて、自分が死んだ後に迷惑をかけないようにしておくことも大切な事ではないかと、遺品整理の仕事を通して学ばされたような気がしています。

遺品整理 遺品搬出後の仕分け作業において契約書・権利書など重要書類を発見した場合には速やかにご連絡いたします。